新年度予算を審議する予算特別委員会。昨日、一般会計の質疑が終わりました。明日は特別会計の質疑。
今日は枚方京田辺環境施設組合の監査に、枚方寝屋川消防組合の全員協議会も開催されます。
明日の質問と登録の準備もあり、今日もまた慌ただしい1日となりそうです。
予算質疑では、留守家庭児童会の職員不足から待機児童が発生している問題などを取り上げました。
枚方市ではこれまで1月末までの入室申込に対しては全員入室をさせる希望者全入の方針を掲げてきました。
ところが、新年度からの入室募集要綱で優先順位による選考を実施すると方針を議会説明もなく変更していたんです。
児童会の入室対象学年が6年生までとなり希望者も増え全入方針の維持は確かに大変だったと思います。
別室を確保して班数を増やしたり、教室に空きが無ければ教室を整備したりもしてきました。
それでも新学期までに転校や家庭の事情の変更により期限を超えた申込があれば待機が生じてきました。
1班あたり概ね40名をキープして班体制を確保すれば年度を通じて待機を生じさせることなく、児童を受け入れられます。
(現在は60名でも1班で運営しています。30名、30名の2班体制で準備をすれば転入してくる子ども達への備えが可能です。そもそも条例上も概ね40名としていて、1.5倍の60名もの受け入れが平然とされているのもおかしな話しです。)
なのに班数を増やすどころか減らしているのは職員不足だからです。
なんと必要職員数の3分の1も足りません!!
本来なら必死で職員確保を進めなければなりません。ところが、枚方市は職員不足解消へ国が示した処遇改善にも取り組まず、職員不足を解決する努力を怠っているのです。
再来年度から放課後キッズクラブと称して全児童を対象にした放課後の子どもの居場所づくりをはじめます。
実施にあたっては、半数の学校22校は留守家庭児童会も含めて民間委託をしていきます。
放課後キッズクラブが始まれば、留守家庭児童会の子ども達が一定数減ると見込んでいるのかもしれません。
民間に半分委ねれば、単純に考えても半数の職員しか必要なくなります。3分の1職員が足りなくても、今後は2分の1で良い。
そんな考えがあるから、今、職員を確保することに必死にならないのでしょうか。
また、民間に委託するのに1月末まで必要職員数が確定しない現在のやり方は不都合で予め定められた定員で運営する方が委託しやすいなんて事もあるのかもしれません。
既に90名を超える子ども達が待機となりました。今まで児童会に元気に通っていたのに、要件であなたは来れませんと言われるなんて…。同じ高学年でも入室を続けられる子とはみ出しをくらう子も出てきます。
そもそも民間委託が前提で話が進んでいるけれど、公立保育所のように委託の方がコスト削減になります的なことも声高には言われてません。
何のための委託なのか。結局、子どもにしわ寄せがいくなんて許されないと思います。
民間委託に向けて待機が作り出されるなんて、本末転倒です。
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