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2005年12月14日 (水)

公民館一般質問

 昨日は、野口議員が公民館問題で一般質問を行いました。

 全国の事例も示しながら、公民館のままでも有料化も利用拡大も出来ること。枚方では、公民館運営審議会で登録基準をつくり独自に運営を行ってきたものにもかかわらず、社会教育委員会議では社会教育法のしばりがあり出来ないと説明してきたのは間違いだと追求しました。

 そして、公民館の運営に係わる問題をなぜ、公民館運営審議会に諮らなかったのか、一からやり直し、諮るべきだと求めました。

 しかし、教育委員会は、「社会教育法第29条第2項に『公民館運営審議会は、館長の諮問に応じ、公民館における各種事業の企画実施につき調査審議するものとする。』と定められている。従って、今回の再編に関する事項につきましては、社会教育委員会議の役割ととらえ、お諮りしたもの」と、答えました。

 これに対して、野口議員は「枚方市の公民館条例第16条では公民館運営審議会をすべての公民館に関する事項を審議する機関としている。
 さらに、社会教育法第29条第2項では公民館の各種事業の企画実施につき調査審議するものとしているが、同法第22条第6項でその施設を住民の集会その他の公共的利用に供することにある。だから、公民館の利用についても公民館運営審議会への諮問事項だ。
 これまでも、公民館の登録団体基準を公民館運営審議会に諮ってきたし、公民館の登録団体に関する文書には、「諸般の情勢の変化に伴い必要があれば、公民館運営審議会に諮り、適宜改めるものとする」と書かれているではないかと追求しました。

この質問により、公民館運営審議会に諮らずに決めた事がいかに間違っているかがあきらになったと思うのですが、教育委員会は公民館運営審議会の意見もお聞して生涯学習市民センターの運営に活かしていきたいと、決定をくつがえす答弁は行いませんでした。

 間違いを認めることは大変な事だと思います。ですが、認めるべきです。
 教育委員会の見識が問われます。

 さて、一方、市長に対しては、公民館廃止や3月議会への提案を前提にした議論ではなく、生涯学習とは何か、市長部局でやるべきこと、公民館でやるべきことを明確にして、利用者、公民館運営審議会の意見を反映して、いつでも、誰でも、どこでも学ぶことができるまち、そして学んだことを社会の発展に結びつけることのできる生涯学習社会の実現を考えるべきではないか。市民との信頼関係を踏みにじってまで、急ぐ必要はない。市長のマニュフェストにある「情報公開と市民参加の街づくりを進める」という基本に沿った進め方を行うべきと質しました。

市長の答弁は以下の通りです。「幅広いご意見をいただく中で、今後の対応について最終判断していきたい」と3月議会に固執しない答弁で、良識ある回答だと感じました。
 しかし、教育委員会議では3月末を持って公民館を廃止するという事で決められたわけですから、今後の取り組みが、ますます重要だということですね。

私の思いと言うことで公民館の再編問題についてご質問いただきましたので、述べさせていただきます。
 今回、12月議会での提案を見送らせていただきましたのは、報道機関にコメントしましたように、これまでの進め方において、現段階では市民への説明責任が十分に果たせていないと判断したからでありました。
 近く活動員会の代表の方々にお会いするのを初め、担当部局の職員の意見や教育委員会の考え方を含めて、幅広く、反対の方も賛成の方もご意見をお伺いしていく考えであります。
 利用者の皆様には、これまで公民館の様々な活動を支援して頂き、感謝申し上げます。また、この再編は決して今利用されている方々の活動の場を阻害するものではないということを申し上げておきたいと思います。
 さて、基本的な考え方ですが、本市ではこれまで市民主体の様々な活動が展開され、様々な団体が育ってきたと思っております。
 こうした蓄積のなかで、こうした本市の様々な市民活動をよりまちづくりにいかしていこうとの考えから、生涯学習を本市のまちづくりビジョンの一つにかかげ、H15年に「生涯学習ビジョン」を策定し、生涯学習の環境づくりをすすめてきたところであります。近年、市民活動の幅やニーズがより一層広がる中で、このビジョンを踏まえて様々な市民活動の担当部署を生涯学習として一元化することで、拠点施設のより効果的効率的運営を目指し、市民の皆さんの多様な活動、多様な学びを支え、その活動や学びをまちづくりにいかす生涯学習都市の実現につなげていきたいと考えております。
 なお、私の考えとしましては施設は、コストを抑えながらも市が直接運営していくことで行政主導ではなくて、行政と市民との協働により、これまで培われてきた活動を継続し、あるいは活動の質を高め充実させ、生涯学習のまちづくりを進めていきたい、こう考えております。
 なお、今回の再編については性急に運びすぎるなど、再編の中身だけではなくて、手法についても様々な意見をいただきました。そうした声を受け止め、マニュフェストに反することのないように、12月提案を見送ったものでありました。今後は、先ほど申しあげましたように、幅広いご意見をいただく中で、今後の対応について最終判断していきたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。

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コメント

 教育委員会の「聞く耳持たず」という姿勢がはっきりと表れていますね。全国でもトップクラスの社会教育や福祉を誇っていた枚方市はもう昔の話という事になるのでしょうか。
 市長の回答も当たり障りの無い「穏当な」モノといった印象で、期待出来ないという気がしています。「枚方市立公民館活動委員会連合会」が今、「公民館改変の民主的審議を求める要望署名」を集めています。目標は1万人という事で、市議会宛に提出を予定しています。民意を聞くという事であれば、これらの事も無視出来ない事だと思いますので、ぜひ、皆さんのご協力をお願いしたく思います。

 話は変わりますが、千葉県が、「障害のある人に対する理解を広げ、差別をなくすための条例」という障害者差別撤廃に向けた条例案を来年の2月県議会に提出する事になったそうです。これには具体的な「なくすべき差別」などを挙げているという事で、画期的なものと思います。枚方市も、公民館の廃止なんてこと議論するよりも、こういう条例作りは出来ないものでしょうかね。

投稿: しま | 2005年12月19日 (月) 10時34分

かばっち、講演はいかがでしたか。
ところで、子どもセンターあさひって何?
亀コメントで申し訳ないけど、そこの住所や連絡先もこれからは書き込んでおいてね。

本当につらい事件が続く、今日この頃。
過当競争社会の中で、信頼できる人の結びつきをつくるのって難しいですよね。

ところで「世界不思議発見」でアイシュタインの話をやってました。見ましたか?
「相対性理論」のプチ入門がありました。物理学とは違いますが、物事を見る立場(位置)で見え方の違う事ってあるなあ〜って思いました。(結構、感動)
 ちょっと立ち位置を変えれば、見えてくることがたくさんあるような気がして、新鮮な気分。
 
 

投稿: hitomi | 2005年12月18日 (日) 20時07分

公民館問題と関係ないのですが、 子どもセンターあさひのイベントで18日(日)にアグネス・チャンの講演会があります。
子どもセンターあさひの取り組みには学ぶところがたくさんあるように思いますし、ぜひぜひ皆さん参加してください。
キーワードは ”人と人がつながる”ということで、よろしくお願いします。

投稿: かばっち | 2005年12月15日 (木) 03時01分

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