« 一般質問 | トップページ | 認定子ども園 »

2006年6月20日 (火)

枚方市の地域生活支援事業

 ようやく一般質問も終わり、今日は休会日、明日が最終日の予定です。
 今回の質問でも障害者自立支援法の問題を取り上げましたが、現在、枚方市では「地域生活支援事業」についての意見募集を行っています。私の予算委員会での質問に対する答弁では、無料で継続する事業も検討していくと述べられていました。どんな事業をするのか、どの程度の負担を求めるのかも、市の裁量の範疇のようなので、ぜひ多くの意見をあげていただきたいと思います。

 私も津田公民館での公聴会に参加させていただきましたが、いろんな意見をお聞きすることができて勉強になりました。
 

*****枚方市のHPより*****
「地域生活支援事業」は、障害者自立支援法に基づき、地域特性や利用者の状況に応じて市の判断で柔軟に実施することが可能な事業です。平成18年10月以降に実施することになりますので、市民の皆さんのご意見をメールでお聞かせ下さい。                                                                                               

相談支援事業 …障害者等からの相談に応じ、必要な情報提供や助言などを行う。現在は障害福祉室及び市内5生活支援センターで実施。                     
コミュニケーション支援事業 …手話通訳者、要約筆記者の派遣など行い、意志疎通の円滑化を図る。現在は手話通訳者派遣、要約筆記者派遣を実施。                                  
日常生活用具の給付事業 …重度障害者に対し自立生活支援用具等の日常生活用具を給付、貸与する。現在は法律に基づき日常生活用具の給付を実施。                             
移動支援事業 …社会生活上必要不可欠な外出及び余暇活動等のための外出の際の移動を支援する。現在は法律に基づき「外出介護」として実施。                                         
地域活動支援センター事業 …創造的活動や生産活動の機会の提供、社会との交流促進を図る。現在は、作業所、小規模通所施設、市内5生活支援センター、障害者デイサービス等で実施。 
  その他事業 …その他、障害者が自立した日常生活又は社会生活を営むために必要な事業。現在はスポーツ教室、運転免許取得助成などを実施。

|

« 一般質問 | トップページ | 認定子ども園 »

コメント

ラビットさんはじめまして。
 個別給付事業か裁量的事業補助なのかなんていうのは予算上の都合でしかなく、それを持って応益負担の合理性の皇帝にはなりません。問題は手話通訳などの情報保障がいったいどういう性格の権利(もしくは保障)であるのかという事を同合理的に整理するのかという点にあります。絶対的平等を担保するのもなのか、相対的平等を担保するものなのか、そのあたりをどう捉え、どう説明していくのかといった事が重要になると考えています。
 相対的平等であったとすれば、社会権等とも関わってきますが、日本の憲法では福祉的権利などに関してはプログラム規定として位置づけられているために、国(もしくは自治体)は「努力する事」と言う捉え方しかしていないと考えても良い訳で、だからこそ優先的処理、アン・ファーマティブアクションの合理性を証明しなければいけないんだと考えています。
 これらについては逆説的説明が有効なのではないかと考えています。つまり、「公平で平等なシステムの構築」を謳うのであれば、コミュニケーションの双方の対等平等性を保障するには両者に応益負担を課さなければいけない事になる訳で、それでも聴障者にのみ手話通訳の「応益負担」を求めるという事の合理性について行政側が理論的に説明出来るのかどうかがポイントになるのではないかと思っています。また、行政などの市民への説明責任(知る権利の保障→前文・1条・21条)と言う観点で捉えると、これにかかるコストは行政が負担すべきものであり、これらを障害者に押し付ける事は行政の業務上の責任放棄に当たると考えています。
 高楼書への情報保障の有料化取り止めに関しての動きは全日本ろうあ連盟や全日本難聴者・中途失聴者団体連合会などが中心に、全国手話通訳問題研究会、日本手話通訳士協会、全国要約筆記問題研究会等が取り組みをしていますね。

投稿: しま | 2006年7月 6日 (木) 11時32分

初めまして。ラビットと申します。
地域生活支援事業に、手話通訳派遣事業、要約筆記者派遣事業などのコミュニケーション支援事業があります。
これまで無料で進められてきた事業が、市町村の必須事業となったのは良いのですが、厚生労働省は有料化かどうかは市町村の判断によると事実上放任。
これに対して、幾つかの市町村で、有料化を打ち出しています。どうやって反撃するかいろいろ検討しているところです。個別給付事業と裁量的経費の事業補助では事業の性格が異なると言えば、個別給付の応益負担は、肯定されてしまう。それで、応益負担そのものが健常者との格差を生むのだという話は、まさにぴったりです。

投稿: ラビット | 2006年7月 6日 (木) 10時01分

megmewさん、おひさしぶりです!
母親大会に行かれたんですね。記念講演?分科会?どれに出たのかな〜
残念ながら私は行けずじまいでした。また、教えて下さいね。

さて、長尾さん!「漁夫の利」と本人も語っておられましたが、にしても返り咲きは本当にうれしいです。大阪のなかで、「こうやれば住民の暮らしをまもれる」っていうモデルを示してくれるだろうと期待しています。(議会運営はあいかわらず、困難かもしれませんが頑張って下さい)

さて、枚方でも「足音が聞こえるか!?」
枚方9条の会の結成、公民館の直接請求運動のスタート、養護学校建設を求める運動の開始などなど、とにかく市民は元気やな〜って実感します。

市長選挙とは、直接結びつくものではないけど、市政を考える市民が増えれば増えるほど、北欧諸国と同じように、良い街づくりにつながると思います。

投稿: hitomi | 2006年7月 6日 (木) 00時00分

しまさんがご紹介をして下さった、東大の福島先生は9才で失明し、18才で視力を失われたとか‥。
「外出やコミュニケーションをとるという支援がなければ、魂のレベルで生きていけない。散歩をする自由がない生活は牢屋と同じ」との表現は、ご自身の実体験にもとづくもので、大変納得いたしました。

埼玉県からのトラックバックありがとうございます。
埼玉県は県がコミュニケーションをとるという支援について、市町村に向けてガイドラインを出した。
この中に、利用者負担については、明確に無料で実施されたいと書かれている。
「(2)利用者負担について
コミュニケーション支援事業は、聴覚障害者への情報保障であり有料化にはなじまない性質のものであるため、派遣にあたっては、従前どおり利用者負担を求めない形(無料)で実施されたい。」

情報保障は無償!すばらしい!
枚方市でもこの考えですすめられるよう、求めたいと思います。

7月11日には、障害者施策推進協議会が開催される予定だと聞いています。
しかし、国からは、未だに具体的な予算が示されていないようで、各自治体とも苦慮されているのではないでしょうか。
現時点で、こんな状況なら、国の責任で10月実施でなく来年4月実施にしてほしいものだと思います。

投稿: hitomi | 2006年7月 5日 (水) 23時42分

お久しぶりです。昨日、大阪母親大会に参加して、沢山のパワーと知識を頂きました。
今日の朝刊で東大阪の市長選の朗報にもワクワクできました。さ~枚方も頑張りましょう!何か打ち破る足音がきこえてきます!

投稿: megmew | 2006年7月 3日 (月) 11時07分

 障害者団体の動きの鈍さには色々な政治的な力関係というのもあるようです。精神障害者関連の団体にとっては今回の自立支援法は大きな進歩であると捉えていますし、知的障害者団体では各地域の団体と中央団体とで意見が割れているようでし、聴覚障害者団体では各地で請願運動が起こっているようです。
 ただ、全体的に言えるのはあまりにも(解釈が)難しいという印象なんですよね。それとあまりにも曖昧模糊としていて実態が掴み辛いという印象が強いようです。
 地域生活支援事業に関しても、各市の方針が出てこない中では反対の表明さえ出来ないというのが現実のところなんじゃないでしょうか。ただ、最近の福祉行政の「やり方」だと方針や具体的な内容が公表された時点では既に遅いという事が多いようですけど。
 近いところでは奈良県の生駒市が手話通訳の有料化に踏み切っています。運動団体としては「いったい地元は何をしていたんだ」という批判が巻き起こっています。関東では埼玉県の志木市がいったん有料化案を公表しましたが地元聴覚障害者団体や通訳者集団からの大反対を受けて取り下げています(有料化の合理性を論理的に説明出来なかったという事のようです)。枚方市でも、3年前に個人的に障害福祉室の課長級の人にブログで書いたような具体的事例についてどう対処するのかと問い掛けた際に論理的な回答が出来ないという事で「当面有料化については考えない」という事を言っていたんですけれど、どうなる事やら不安ですね。
 よく言われるのは「他障害との公平性が保てない」という意見なんですけれど、そもそも有料化自体が「健常者との公平性を保てない」制度なんじゃないかと思うんですけれども。
 東大の福島先生の、生存と魂の自由を——障害者福祉への応益負担導入は、「保釈金」の徴収だ(http://www.seirokyo.com/archive/jiritu/criticism/hukusima.html)葉障害者への応益負担について非常に示唆するところの深い表現をされています。御一読をお薦めいたします。

投稿: しま | 2006年6月25日 (日) 22時00分

ブログ拝見させていただきました。
あじさいの写真が、ため息のでるほど綺麗です。
しまさんの言うとおり、「応益」って何?って思いますね。

福祉サービスという言葉も当たり前に使われるようになっていますが、違和感があります。
今後、お聞きした意見をまとめて障害者福祉推進協議会などにも案が示されていくのでしょうが、枚方の福祉に対する考え方が問われます。
4月以降、大変な状況となっていることだろうと思いますが、障害者関係団体の皆さんも、何か働きかけなどを行っておられるのでしょうか?
自立支援法制定前と比べて随分と静かだな〜って気がします。


投稿: hitomi | 2006年6月24日 (土) 22時34分

 市の裁量という事で、手話通訳も有料化されてしまった自治体が全国に幾つか出て来ているようです。自立支援法の自己負担は「受益者負担」というのが理念になっているようですが、コミュニケーションの受益者って、一体誰なんでしょうね。一方的に聴こえない人が受益なんでしょうか?例えば業務上その人と話をしなければいけないとか伝えなければいけないなんていう場合、伝える事(コミュニケーションが成立する事)によって業務上の受益を被っているんじゃないかと思うんですよね。そうなると、聴こえる人も受益者負担をしなければ「対等平等」とは言えなくなるんじゃないでしょうか。
 また、行政などは知る権利を保障しなければいけない訳で、行政の実施する事は「伝える義務」がある訳ですよね。窓口業務も含めて行政が職務遂行上必要となった手話通訳っていうのは、本来は職員が手話で伝えられる状態であるべきところを出来ないがために必要になる訳で、そうなると誰が受益者なんでしょうね。当然行政も「受益者負担」をするんですよね?
 幾つかの考察を私自身のブログでも書いてみていますけど、どうにも理論的に整理がされていないという気がします。手話通訳を有料化しようなんていうのは自分で自分の首を絞める事になりますよ。

投稿: しま | 2006年6月22日 (木) 14時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/141391/10615865

この記事へのトラックバック一覧です: 枚方市の地域生活支援事業:

« 一般質問 | トップページ | 認定子ども園 »