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2006年10月 5日 (木)

すすむ学校給食でのアレルギー対応

 すすむ学校給食でのアレルギー対応
 専門栄養士を配置し、代替食を実施する松本の給食センターを視察

 9月4日、党議員団の中西、野口、広瀬の3名の議員が長野県松本市で学校給食でのアレルギー対応について先進地視察を行いました。

 増えるアレルギー児童
 食物アレルギーがある児童・生徒の割合は、平成14年度で、男子7.9%、女子9.6%と、平成12年度の2倍近くに増加しています。(日本学校保健会調査)H15年には文部科学省からも、「食物アレルギー等を持つ児童生徒等に対しては、学校内の体制等を整備し、児童生徒等の健康状態や個人差を把握しながら、個に応じた対応を行うことが大切である」という内容の通知が出されなど、学校給食におけるアレルギー対応を進めるよう求められました。
 こうした状況や保護者の要望により、本格的に学校給食におけるアレルギー対応を進める自治体が増えています。
 
 枚方でもきちんと対応して欲しい
 現在、枚方では、共同調理場で15人、単独調理場で123人の児童に除去食の提供がされています。しかし、教育委員会は大量調理の問題からアレルギー対応を制度としては確立しておらず、簡単な除去食の実施等は学校長の裁量に任せられています。
 こうしたことから、「校区の学校は共同調理場で充分な対応ができないと言われ、やむなく私立の小学校を選択した」、「引っ越しで学校が変わったが、同じ枚方の学校なのに、これまでしてもらえていたことが出来なくなった」などの声が寄せられています。

 大量調理では、果たして対応ができないのでしょうか。訪問先の松本市立西部給食センターは、21校1万2000食の給食をつくる大規模な共同調理場です。松本市ではH11年からアレルギー対応食を試行的に開始し、H12年に実施要項を作成、H13年にはアレルギー室を含む西部給食センターを建設しています。(建設費約28億)昨年は、アレルギー室の拡張工事を行い、現在、約50食に対応しています。

 除去だけではない対応
 実施がされているのは、除去食だけではありません。鯖が食べられない子どもがいたら、食べられる魚が替わりに出されます。ミートオムレツで卵が食べられない子どもには、カボチャとジャガイモを卵の替わりにし、見かけは同じようでも具材の違う代替食がつくられています。
 こうした調理を可能にしているのが、専用のアレルギー室と選任の栄養士の配置です。また、実施に至るまでに丁寧な説明と状況把握、協議が行われます。教育委員会では、入学前に「アレルギーの状況調査」を行い、1月の下旬にはアレルギー対応食希望者への説明会を開催。その後、対応を希望する保護者は医療機関を受診し、医師の指示書をもらいます。入学後に、学校を通じて再度詳細な意向調査を行い、担任との面談等が行われます。さらに、保護者、学校(学校長、担任、養護教諭、給食主任)、給食センターと協議を行い、緊急時の取り扱い、状況の把握、今後の連携の取り方や進め方について話し合われた後に実施に至ります。毎月の献立の中に何が入っているのか、何に変えるのかをセンターから保護者に伝え、保護者の確認を得て献立表が確定されます。その際、まず安全を最優先に考えて、センターで対応できない状況の際には、お弁当を持参してもらうこともあります。

 こうした一連の流れが制度化されていることによって、保護者と関係者が連携して子ども達に安心して食べられる給食提供体制がつくられています。教育委員会では、共通の理解を生み出すために、地元の医師会の協力も得てアレルギーに関するシンポジウムを開催するなど、学習・啓発活動も同時に進められています。
 見学させていただいた学校では、子ども達が楽しそうに給食を食べていました。実際に食べる教室では、他の児童の給食を誤って食べることのないよう、細心の注意が必要です。「何をどう食べるのか」というお話がされているので、子ども達もしっかり対応をしているようでした。

 松本の学校給食課長さんは「給食の向こうに子ども達の笑顔があると考え仕事をしている」「今、全国から視察に来られています、私たちの実践が参考になればうれしいです」と話されましたが、共同調理場と単独調理場があり、統一献立の枚方でも、さらに対策を進めることが出来ると感じた視察でした。


 この日は、日程の都合もあり、松本までの日帰り視察。雨で午後の部が順延となった我が子の運動会もありましたが、夫に任せて行ってきました。朝、4時半起床、6時出発のハードスケジュールでしたが、大変勉強になりました。16日から始まる決算委員会で野口議員が学校給食に関する問題を質問する予定です。

 枚方では、共同調理場から単独調理場にするということで、保護者の大きな反対の声もなく、民間委託が進められています。今後も、委託化を進める方針でが、子ども達の命にも関わる問題です。他市では委託にあたっても検討委員会が立ち上げられ、この中でアレルギー対応についての検討も行われたりしているようですが、枚方ではそういった事もされていません。もっと、慎重に検討すべきだと思います。

 同時に、松本に行き、ここには書き切れていませんが、細心の注意があらゆる面できめ細やかに配られていることに驚きました。直営の施設だからこそ、その全体の仕事に行政が直接責任を負っているという点は、とても大事な事だとあらためて感じました。
 
 
  
 

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コメント

 カニ給食良いな〜。
 そういえば、四国の方で、朝食を食べてこない子どもに、おにぎりとみそ汁を出しているという話しを聞いたことがあります。
 
 おにぎりと言えば、新婦人の班長会で、市販のおにぎりのごはんを水を入れたコップに入れてしばらくして見てみると、水は非常に塩辛くなり、表面には油が浮かんでくるという実験をしたらしい。
 
 うちの息子は、一時期、私のつくるおにぎりよりコンビニおにぎりの方がおいしいと言ってましたが、のりのパリパリ感が良かったようで…

 おにぎり用のパリパリの焼きのりを買ってからは、私のおにぎりもようやく認められるようになりました。

バス旅行でお会いできるの楽しみにしています。
声かけて下さいね。

投稿: hitomi | 2006年10月 8日 (日) 12時34分

学校給食問題懐かしいですね。娘が5年生ぐらいの時でしょうかセンター方式にK小学校も変わったのは・・・自校方式でアレルギー食の対応も出来てたし、娘は「炊きごみご飯のおこげが好きやったのに~」っと嘆いていました。「おこげ」は家でも作れませんものね。幸いわが子はアレルギーはなく「牛乳ジャンケン(余った牛乳を獲得)」に燃えた児童でした。
細やかな対応はやればできるのにないがしろにされる~もちろん、中学校給食なんて夢に終わってしまいましたが~こんな小さな中学校なんだから、「モーニング」でもやればいいのにっと思ってたぐらいです。遅刻も減って朝抜き生徒も減るやん~って気楽に思いつつも、行政は動かないだろうな~って・・・
でも、他都市では出来てる部分がかなりある。それを知ると腹がたちますよね~
同じ市にいて校区で差が生じるなんて・・特にアレルギーを持つ子供さんのご家庭は深刻ですよね~安全で地場で採れる食材・・・なんでこれが夢物語になるんだろう・・・北海道の小学校は「カニ」が給食にでるのに~

P・S 11月のバス旅行に申し込みました。OFF会になれば楽しいのですが・・・

投稿: megmew | 2006年10月 6日 (金) 11時21分

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