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2006年10月28日 (土)

ザリガニの目で見る憲法

 昨日は新婦人しんぶん読者のつどいに行き、アーサー・ビナードさんの講演を聴いた。

 「ザリガニの目で見る憲法」という講演のタイトル。

 日本人なのに初めて知ったことがありました。第5福竜丸の久保山愛吉さんのことです。
もちろん、ビキニ環礁沖でアメリカの水爆実験に巻き込まれたマグロ漁船の乗組員でその被害者という事は知っていました。 

 でも、アーサーさんはこう語りました。「被害者」という言葉はくせものだ。
久保山さんはみんなが憧れるような人物。被害者という言葉は人をかたづけるための箱で、受動的で、尊敬や憧れが消されてしまうと。

 どんな人も「被害者」とひとくくりにされてしまうということなのかと思い聞いていると…

 なぜ、アーサーさんがこの事件に興味を引かれたのかを語ってくれた。
なぜ、彼らはペンタゴンの重要機密にふれながら生きて帰ってくることができたのか?なぜ、魚のえさにされなかったのか?

 私は、被害に遭ったんだから当然すぐに助けを呼んだに違いないと思いこんでいた。
(なんという認識のなさ…!)

 重大な軍事機密にふれたことがわかれば、攻撃対象になる。久保山無線長は、米軍に見つからない限り位置を知らせる無線は打たないと乗組員に告げ、次々襲う原爆症に苦しみながらの2週間を耐え抜き、生き抜き、帰り着いた。

 苦難を乗り越えて帰ってきた。
そして、何が起きたのかを語った。
それを聞いた人々が動いた。核兵器をなくそうと。

今も2000回を超える核実験が行われている。
でも、まだ使われていない。簡単に使うことが出来ない世論があるからだ。
久保山さん達が生きて帰って語った意味は大きい。
核兵器がある限り、人類は危険にさらされている。

アーサーさんがベトナムを訪れたときベトナムの人が「平和は戦争をしたがる人たちの準備の時間だ」と言われたそうだ。アーサーさんは、でも、戦争をしたがる人にも、戦争を願わない人にも時間は平等に与えられていると締めくくられました。

書ききれないことがたくさんありますが、まだこうして平和のうちに平和を求めることができることの重みをあらためて感じることが出来た素敵な講演でした。

 アーサーさん、ありがとうござます。

 

 

 

 

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