エキスポランドに怒り心頭 自民党に献金する前に安全点検を
5月9日付けで、「ひらかたパークの遊戯施設における事故防止について」という報告が枚方市役所から送られてきました。
5月6日の自主点検後、不具合はないものの自主的に運行を中止し、現在、市の指導に基づく緊急点検を実施しているとのことでした。
5月5日に「エキスポランド」で起きた事故は、19歳の若い女性の命を奪い、楽しい休日が本当に悲惨なものとなりました。
事故後の報道では、イベント開催のため通常は行われていた解体点検が行われていなかった事など、あいつぐ企業のモラルハザードと同様に企業利益を安全に優先させてきたことがわかりました。
さらに、10日付けのしんぶん「赤旗」では、エキスポランドの社長は全日本遊園施設協会の会長を務めており、安全点検をケチる一方で自民党には気前良く献金をしていたということが報道されていました(本文は続きを参照してください)。「献金より点検でしょ」と、非常に腹立たしく、許せない思いでいっぱいです。
花博のあと、風神雷神がエキスポに移設されましたが、格安での譲り受けだったのでしょうか?
いずれにせよ、こうした事故が繰り返されることのないようにしなければなりません。今回、国の方針で自治体が緊急点検に入りましたが、これまでは定期点検の報告書で済まされていたものです。どういった点検のあり方とすべきなのかも今後の課題ではないでしょうか。
エキスポランド 関連会社、自民に献金
官民連携レジャーを展開
総裁派閥に110万円 津島派に100万円
大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」で、ジェットコースターの脱線死傷事故を起こし、業務上過失致死傷容疑で家宅捜索をうけた株式会社エキスポランド(山田三郎社長)の親会社ともいうべき関連会社が、安倍首相の出身派閥である自民党森派(現町村派)や橋本派(現津島派)などに献金していたことが本紙の調べでわかりました。
この会社は、「暮らしの中にゆとりと遊び」をテーマにアミューズメント施設レジャー施設の開発などに取り組んできたとする「泉陽興業」(大阪市浪速区、資本金一億円)と、各種遊園施設の設計・製作・販売の「泉陽機工」(同、四千五百万円)。両社ともエキスポランドの山田社長が代表取締役会長です。
山田社長は、自民党の松田竹千代元衆院議長(故人)の元秘書で、全日本遊園施設協会の会長。事故では、安全の費用をけちったズサンな検査体制が問題になっていますが、一方で政界には気前よく献金し、深くつながっていたことが浮かび上がってきました。
政治資金収支報告書によると、泉陽興業は、森派の政治資金団体である「清和政策研究会」が二〇〇〇年に開いたフォーラム「雄雄と凛凛の日本」のパーティー券五十万円、〇二年のフォーラム「新世紀維新と日本人」のパーティー券六十万円を購入、計百十万円の資金提供をしています。
自民党橋本派(現津島派)の政治資金団体「平成研究会」が〇三年に「セミナー」名目で開催した政治資金集めパーティーには、泉陽興業と泉陽機工から五十万円ずつ、計百万円分の資金提供がありました。
さらに、石原慎太郎東京都知事の資金管理団体「石原慎太郎の会」には、山田三郎氏が〇三年に百五十万円の献金をしています。
泉陽興業は、ホームページで、「国家的プロジェクトでの信頼と実績」「国際博、地方博への参画」として、日本万国博覧会終了後の「エキスポランド」、国営常陸海浜公園内の「プレジャーガーデン」、横浜市・みなとみらい21での都市型立体遊園地「よこはまコスモワールド」、東京都立葛西臨海公園の「ダイヤと花の大観覧車」など、レジャー事業の展開を大々的に宣伝しています。
こうした官民連携型の事業展開と政界とのつながりは、無関係ではありません。エキスポランドは、今年の定期検査でJIS(日本工業規格)の検査基準に定められた探傷試験を行っていないなど、安全より営業利益優先の姿勢が問われています。
しんぶん「赤旗」5月10日より
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