« 周産期救急医療…大阪は大丈夫? | トップページ | 区民体育祭に穂谷祭り »

2007年9月30日 (日)

雨天中止

 今日は、雨で小学校の運動会が中止になってしまいました。ちなみに、去年も雨でした…。

 せっかく練習したのに、平日の開催になるのは極めて残念。でも、雨だし、寒いし、中止はやむをえないか…。

 さて、気を取り直してお仕事をしようと、市役所HPに行ってみると、「ようこそ市長室」がリニューアルされ、事務連絡会議での新市長の訓示が掲載され、市政運営の考え方が紹介されておりました。

『思考は「根源的に」、対応は「柔軟に」』、「科学性の尊重」、「三人寄れば文殊の知恵…知恵を出し合う」(全文は続きに紹介)

 共感する言葉にあふれています。さて、実際の市政運営はどうなるのか…。

 「私なりに80項目のマニフェストを点検し、10月中旬にはその進め方について明らかにしていきたいと思います。その判断にあたっては、財政と市民サービスのバランス感覚が大切だと考えています。」

 果たしてどんなバランス感覚となるのかが、ポイントですね。

事務連絡会議での市幹部職員訓示(平成19年9月26日:枚方市役所)

皆さん、おはようございます。
市長として今日からいよいよ皆さんと共に仕事をすることになりました。どうぞよろしくお願いします。まるで、小学1年生に上がった時のような大きな期待で胸がワクワクしています。皆さんと一緒に、苦楽を共にできることをうれしく思っています。

市長としての決意
9月23日の市長選挙で当選が決まってから、近くの公園や道路を歩いていると、多くの市民の皆さんから「がんばって」と温かい励ましの声をかけていただきました。市政に大きな関心をもっていただいていることを痛感し、嬉しく思うと同時に、責任の重さ、大きさを改めて感じているところです。
第2清掃工場の建設にかかる談合問題では、現職市長が逮捕・起訴されるという極めて遺憾な事件が起こり、今、本市市政に対する市民の信頼が大きく揺らいでいます。一刻も早く、こうしたいまわしい事件を二度と起こさないという強い決意を皆さんと共に確認したいと思います。そして、清潔で公正な市政を確立して、市政の混乱や停滞を収め、失われた市民の信頼回復に向け全力を挙げて取り組んでいきます。
今後、外部の調査委員会については継続して作業にあたっていただきますが、裁判での事実認定を注視しながら、問題点の検証をしっかり行った上で、委員会の報告を踏まえ、再発防止策の確立に努めていきたいと考えています。
私は、もう50年近くこの枚方に暮らしてきました。今ではかけがえのない故郷となった枚方の混乱を見過ごすことはできない、これまでの地方自治行政で培ってきた経験を生かし、市政の苦境を打開したいという熱い思いで市長にならせていただきました。
市民の信頼を回復していくためには、今日から日々地道な努力を積み重ねていくしかないと思います。そのためには、市役所が一丸となって取り組むことが重要です。
私は、ここにお集まりの幹部職員をはじめ、すべての職員の皆さんと苦楽を共にし、信頼回復に向け全身全霊を捧げる覚悟ですので、どうぞよろしくお願いします。

市政運営の考え方
ここで、市政運営にあたって私の考え方、行政マンとしての基本的なスタンスを3点お話しておきます。

1点目は、思考は「根源的に」、対応は「柔軟に」ということです。
例えば、何か問題が起きた場合に、決してその場しのぎで、ここをどう収めればよいかという事のみに関心をあてるのではなく、問題の本質を見極めていただきたい、原理原則に照らした議論をしていただきたいということです。しかし、現実の対応にあたっては、諸般の状況を冷静に、かつ客観的に見て進めなければなりません。時として前進のためには、一歩後退する勇気も必要だと思っています。
具体的な判断については、それぞれの局面や案件のレベルによって違うと思いますが、最終的には私が判断しますので、皆さんは心おきなく前を向いて進めるという思いで、仕事に取り組んでいただきたいと思います。

2点目は、「科学性の尊重」ということです。
行政の場合、「外国ではこうである」「他の都市では、こうしてうまくいっている」と言った議論がよく行われていますが、他市でうまくいっているから本市でもというように、往々にして先進事例に右へ倣えということが行われます。
しかし他の国、他市でうまくいっているには、例えばその地域性とか、それなりの理由があります。そのことを客観的に分析しないで、その施策に普遍性があるとするのは危険です。他市の事例を参考にする、あるいは諸外国、先進国を参考にすることは、大事なことです。しかし、物事が成り立つためには、それが成り立つための客観的な諸条件があります。その客観性をきっちり押えていただき、具体に政策を論じていく時には「論理性」というものを大事にしていただきたい。「客観性」と「論理性」、これが「科学性」の原点です。

3点目は、「三人寄れば文殊の知恵」ということです。
能力がいくら高い人でも一人の力には限界があります。みんなで、知恵を出し合う。3000人職員は、日々40万市民の生活と向き合っています。その知恵を結集してこそ初めて、真の市民不信を払拭する政策につながっていくと思います。
また、市長の思いつきで、市政を振り回すようなことは決してあってはならないと思っています。35年間、地方自治行政に携わってきた中で、私はそうしたことをしないと自信をもって言えますが、もし私に、そのようなことがあったら、皆さんから直言、諫言をお願いしたいと思います。
本当に困ったときにはお互いに議論をすれば、見事な知恵が出るものです。私も皆さんと一緒に知恵を出し合う議論の輪の中に入れていただきたいと思います。

以上3点が、私が行政に携わる中で、常々感じ、また肝に銘じてきたことですが、職員の皆さんも日頃の職務の中で、ぜひ心がけていただきたいと思います。
それから、もうひとつ大事なことがあります。ぜひとも体には気をつけていただきたいと思います。どんなに意欲があっても体を壊しては、その夢の実現は不可能ですので、くれぐれも体をいたわっていただきますようよろしくお願いします。

当面取り組むこと
今年は枚方市にとって市制施行60周年という記念すべき節目の大事な年です。人間でいえば還暦という大きな時代の転換期です。本来なら8月1日に60周年記念式典などの行事を行う予定だったと聞いています。談合事件でストップしたままの状態になっていますが、信頼回復に向け新たな市政をスタートさせる一つの節目として、今年度中には記念式典を開催したいと考えています。全市役所を挙げて、そのための準備をよろしくお願いします。
次に政策の進め方ですが、中司前市長が公約で掲げた80項目のマニフェストについて、10万の市民が支持したという事実は、行政として重く受け止めなければならないと思います。私も熟読しましたが、幅広い市民ニーズに対応したわかりやすい政策だと感じています。このことは、選挙戦でいろんな人と話をする中で実感しました。
これから担当部署とのヒヤリングを行いながら、私なりに80項目のマニフェストを点検し、10月中旬にはその進め方について明らかにしていきたいと思います。その判断にあたっては、財政と市民サービスのバランス感覚が大切だと考えています。

結び
最後になりますが、市長選挙では、私自身、出馬表明から20日足らずという短い期間にもかかわらず5万票という多くの支持を得られたことは大変光栄で嬉しく思っていますが、残念ながら、投票率は枚方市長選挙の中で過去最低の33パーセントにとどまりました。候補者としての私の力不足もあるかもしれませんが、談合問題があって、市民の皆さんが枚方市民としての自信や誇り、まちへの愛着を失いかけているのではないか、そのような気もしています。職員の皆さんにも同様のことが言えるかも知れません。
私は、そうした市民や職員の誇りを取り戻したい。「枚方市に住んでいます。素晴らしいまちです」「枚方市役所で頑張っています。やりがいがあります」と自信をもって、そう言えるようになっていただきたいと思います。市民や職員が枚方に愛着を感じ、住んだり、働いたりすることが人生の大きな喜びとなるようなまちづくりをすすめていきたいと思っています。
私は、人間は生きている以上、日々学ぶことが大切だと思っています。市民から学び、職員から学び、一緒になって枚方を素晴らしいまちにしていきたい、そして、素晴らしい市役所をつくりあげていきたいと思っています。
市役所は、市民にとって身近で不可欠なサービス機関であるとともに、地域自治を支える重要な役割をもっています。このことを念頭に置き、市民との対話を深め、また、職員が市長に直にものが言える「風通しのいい市役所」にしたいと思っています。
管理職の皆さんには、先ほどお話した私の市政運営の考え方をふまえ、常に市民の立場にたってバランス感覚をもちながらサービスを担える部下、後輩の人材育成に努めていただきたいと思います。
私は、これまで常にチャレンジ精神をもって物事にぶつかってきました。そして、これまでの人生で最大のチャレンジが、今回枚方市長に就任したことであります。
皆さんにも管理職として、職員の先頭にたって、今回の事件で傷つけられた市政への信頼を取り戻し、新しい枚方づくりに果敢にチャレンジしていただくことをお願いします。
私は率直で誠実な人間であると思っています。どうか私を信頼してついてきていただきたい。そして、一緒に、枚方の「誇り」を取り戻そうではありませんか。みんなでがんばりましょう。

|

« 周産期救急医療…大阪は大丈夫? | トップページ | 区民体育祭に穂谷祭り »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/141391/16616950

この記事へのトラックバック一覧です: 雨天中止:

« 周産期救急医療…大阪は大丈夫? | トップページ | 区民体育祭に穂谷祭り »