後期高齢者医療制度がはじまった!
後期高齢者医療制度が始まった。
とは言っても、4月から年金天引きの始まる75歳以上の高齢者に保険料の決定通知が届くのは週末から週明けくらい。これからです。
みなさん、ご自分の保険料がいったいいくらになるのか心配されているのではないでしょうか。しかし、決定通知が出されるのは、年金天引きされる(特別徴収)方です。
例えば、妻には天引きするほどの年金がなかった場合は、普通徴収となり納付書で納めていただきますが、この方は7月から。保険料の決定通知は6月に届けられ、7月から3月まで9期にわけて支払うことになります。
後期高齢者医療制度とこれまで加入されていた保険との大きな違いは、一人一人が保険料を納める制度となったことです。
夫に通知が届き、妻は6月に通知が届くパターンの場合…。
夫の保険料を見てこれだけで済むと思ったら大間違い!
今までよりも安いと喜んでいたら、後で妻にきた決定通知を見て、「これもか~」とおどろかなあきません。
少なくとも枚方では、これまで国保に加入をされていて夫婦そろって後期高齢者医療制度に移行された場合は、保険料は高くなります。(8800人)
夫婦二人分合わせると、今まで以上に高い保険料にびっくりしなくちゃいけません。
しかも、妻の収入がたとえなくても、保険料軽減の判定は世帯主の所得を合算するため、夫に判定基準を超える収入があると、均等割額がまるまるかかってくることになります。
無年金、無収入の妻に、大阪では47415円の保険料を課すわけです。
全然、納得がいかないけど、これは介護保険も同じしくみですよね。世帯が課税世帯だったら、いくら本人の所得が低くても基準額を支払わなければならない。
枚方市の介護保険料の基準額は、4675円。後期高齢者医療制度の均等割を月額でみると3951円。合わせて8626円。
来年は介護保険料の改定の年です。そしてその次の年には、後期高齢者医療制度保険料の改定です。
ということは、毎年、毎年、支払額が増えていく…恐ろしい事態になるんじゃないでしょうか。
高齢者いじめの制度といわれるけど「生まれたときから75歳の人はいない」と、宮本岳志さんが訴えてはりました。おっしゃるとおりです。
私たちの世代が高齢者になる頃には、どんな状況になるやら…。私たちが子供の頃には老人の医療費は無料だったんですから。社会の経済発展は国民の幸福に貢献していないじゃないか!?
年金の最低保障もされてないのに、取ることだけはしっかり仕事してからに!!本当に腹が立ちます。
(すっかり、ぼやきモードですね、すみません)
制度はスタートをしたものの、今後待ち受ける2年後の保険料負担増や差別医療の具体化など、矛盾はどんどん広がるのではないでしょうか。
制度の撤回を求めつつ、激痛を緩和する施策(減免制度の充実や保険料軽減策)を求めて行きましょう。
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