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2008年5月18日 (日)

橋下「教育改革」を考えるシンポジウム

 5月16日、子どもと教育・文化を守る大阪府民会議が主催をされた「疑問いっぱい 5・16橋下「教育改革」を考えるシンポジウムに行ってきました。

 奈良女子大学の中山徹さんの「教育の拡充と財政再建はどうすれば両立するのか」という問題提起からはじまり、小学校や高校の先生、市立高校の校長先生、大学生や保護者からそれぞれの立場から実態に即したお話がありました。

 大阪の財政状況を天気予報にたとえると、「確かに大きな台風が近づいているけれども、まだ注意報も出ていない状況」と中山先生。

 家のローンにたとえ、年収600万の家計で、2000万円の家のローンを4年で返そうと思ったら、100万円しか使えるお金がなくなって、パンの耳をかじらな暮らせないけど、長期の返済計画なら一定の暮らしの水準を保ちながら、返済を行うことは可能だ。

 大阪府も同じ。20年程度の再建期間を設定すると、年間300億円程度の削減で可能となり、1100億円を前提にしなければ、財政再建と教育の拡充の両立は可能との話だった。

 財政再建の提言の詳細は自治体問題研究所のHPに週明けにはアップされるとのことだった。

 それぞれの立場のお話も非常にわかりやくて良かったが、なかでも短期大学1回生の彩夏さんのお話に胸をうたれた。

 公立高校の受験に失敗し、私立高校に通うことになった彼女の家の家計はもともと苦しく、進学を契機にさらに厳しくなっていった。その矢先に、父親の仕事が不況で苦境にたたされとうとう自営業を廃業することになり家計はどん底に。

 彼女もアルバイトをし、くたくたになるまで働き家計を支える。「家族みんな一生懸命働いているのに、何でこんなに生活が大変なんやろ?」と考える日々…。

 髙い学費に胸をいため、罪悪感を感じながら学校に通っている友人は「お母さん、ごめんね」と心の中でつぶやうていた…。

 今でも大変なのに私学助成が減らされたらどうなるのか。

 彼女は訴えた、橋下知事、私学助成を減らさないで、どうか子どもの学ぶ権利を奪わないでくださいと…。

 一方で、私立高校の校長先生からは、私学の経常経費への助成が減額されれば、授業料を引き上げるなどの対応をとらざるを得なくなるとリアルな数字を示して話があった。

 授業料アップに授業料軽減助成の引き下げが重なれば、ダブルパンチです。大阪の庶民の暮らしは依然厳しい状況です。

 大阪の財政も大変ですが、庶民の暮らしの厳しさにも目を向け、「財政再建」の名のもと子どもを泣かせることはやめていただきたい。

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