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2010年2月16日 (火)

土曜日の留守家庭児童はどうなるの?…枚方市教育委員会の無責任さに「あぜん」

 今日、文教委員協議会が開かれ「ふれ愛フリー・スクエア事業」の変更について報告がされました。

 「ふれ愛」とは、土曜日に地域のみなさんの協力を得て、市からも管理指導員を派遣し、小学校を開放して実施する全児童対策事業のようなものです。

 けしからんのは、この事業実施と引きかえに、土曜日の留守家庭児童会室(学童保育)を閉室したことです。

 当時、教育委員会は「ふれ愛」の中に留守家庭児童会事業を包含するんだと説明し、私達は、全児童対策と留守家庭児童会の役割は違うと主張しましたが、押し切って実施しました。

 かくして、留守家庭児童会を必要とする子ども達にとっては、落ち着ける居場所も確保されない不安定な受け皿として「ふれ愛」事業は実施されることになりました。

 こうした経過から、「ふれ愛」の活動時間は、地域の皆さんに担っていただく基本は10時から16時としながら、児童会と同様に18時までは指導員を配置し事業実施を行ってきたわけです。

 (こうした運営体制のなかで、この間様々な問題が起きてきました。18時までなのに「暗くなるから帰りなさい」と言われたり、きちんと時間まで預かってもらいたいとの親の思いと異なり留守家庭児童会の機能が果たされていないと苦情が寄せられてきました…。)

 今日の報告では、この4月から活動時間は16時までとし、2011年度以降は、地域の運営協議会に委託していたものを補助事業に変更し、年12回以上実施する場合には補助金を交付するように変更するというのです。しかも、2011年度からは管理指導員や臨時職員の派遣を廃止します。

 ということは、各地域によって毎週土曜日実施するところもあれば、しないところもあるし、時間は短縮されて、市からの派遣職員もいなくなるということです。

 この間、「ふれ愛」の運営については、地域の負担が大きいことが問題となってきました。その解決策として提案されたのが、この内容です。

 地域に運営をしていただく「ふれ愛」は地域の実情に応じた開催でかまいませんが、問題は、留守家庭児童会を必要とする子ども達への対応です。

 「ふれ愛」では留守家庭児童会の受け皿にはならないのは明白です。それは、今回報告された教育委員会の説明文書のなかにも「『ふれ愛』の活動はボランティアが基本であり、昼寝等のできる設備もないため、児童を長時間(9時から18時まで)受入することについて問題が顕在化してきている」と書かれているとおりです。

 突然、問題が顕在化したわけでも何でもありません。初めから問題点はわかっていたのです。

 だからこそ、私たちは土曜閉室に反対してきたわけです。

 今日の質疑での答弁では、担当課は「ふれ愛は居場所ではなく活動の場です」と説明していました。

 確かに現状は説明の通りです。しかし、教育委員会自身が、土曜日の生活の場、居場所としての機能を「ふれ愛」に包含させていると説明して事とは、全く異なる答弁です。

 自らのこれまでの説明を、担当者が代わればこうも無責任に変更できるのでか。これが行政の仕事か!?あきれた説明に怒り心頭となりました。

 しかも、何の対処もなく4月から受け皿事業を縮小するにもかかわらず、保護者への説明も全く行わないまま議会に報告しているのですから、2重、3重に無責任です。

 これまでも運営の責任は地域にあるのか、教育委員会にあるのか不明確で、事業のなかで起きた事故についても、民民の問題などと無責任な対応をしてきた経過もあります。

 委託事業から補助事業となれば、地域の主体で実施することになり、市の責任はますます薄まるのでしょう。

 かつては、全国に先駆けて全校に留守家庭児童会室を設置し、仕事と家庭の両立支援に取り組んできた先進都市であった枚方のこの落ちぶれよう…。

 情けない限りです!!

 

 

  

 

 

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コメント

枚方在住です。私自身の子育ては、思春期に入りましたので、留守家庭児童会とは、すっかり昔の思い出になりました。
しかし、兄の子どもが今、留守家庭児童会室とふれ愛フリースクエアでお世話になっていて、今回の対応に困っています。
兄の子どもは小学2年生で、父子家庭で父親である兄と二人暮らしです。
兄は土曜日も仕事なので、本来は留守家庭児童会室の開室を望むところです。
ふれ愛フリースクエアでは、地域の方々のご厚意に感謝していますが、子どもにとっては家庭の代わりの居場所とは少し違うと感じ、広瀬さんの意見に同感です。
両者の目指すことや、存在意味は違うのであるのだから、もともとは一本化した考え方は間違いですね。
次代を担う子どもたちの育成と、仕事と子育ての両立の支援という意識をしっかり持ってもらいたいです。

投稿: ふみ | 2011年3月 7日 (月) 14時10分

こんばんわ。
やっぱり・・・というか、本当に無責任ですね。土曜日が全ての職種が仕事をしなかったら、世の中どうなると思っているんでしょうね?
保育所の土曜保育を必要としている家庭は、留守家庭児童会が土曜にやっていない事が「小1の壁」となっているのに。
明日は、児童会の説明会です。さて、土曜の事には触れるのかな?

投稿: みうりん | 2011年2月24日 (木) 12時05分

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