「がん患者、お金との闘い」札幌テレビ放送取材班…読みました
以前、このブログにお金を気にして治療をあきらめたがん患者さんの話を書きました。
なんとか出来ないものなのか気になっていたときに、「がん患者、お金との闘い」(岩波書店)を書評で知りました。
働き盛りの世代が癌にかかったとき…。思いもよらない高額の医療費に苦しめられる状況が綿密な取材により書かれています。取材に応じた皆さんの記録には命が刻まれています。
多くの方が同じように病気だけでなく、経済的な問題でも苦しめられ、命を削る思いで、国に経済的支援を訴えておられます。
二人に一人が癌になる日本。私のまわりでも多くの方が癌を患っておられます。これまでに、たくさんの大事な人たちが癌で亡くなっていきました。決して他人ごとではありません。
この国の医療制度はどうあるべきなのか、また国の制度が整うまでの間に自治体で出来る支援は何か、本当に考えさせられる一冊です。
癌でも状態によっては障害年金の受給対象になる事など、私も知りませんでしたが、社会保険事務所の担当者ですら知らない方もいるとのことです。こうした事も含めてもっともっと知らせていけたらと思います。
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コメント
元気ですか?6月議会には復帰するのですか。
とっても大きな赤ちゃんだったのですね。可愛い。
体調に気をつけながらがんばってください。婆ちゃんも爺ちゃんも、もう無理はできないトシだと思うので、あんまり当てにしないでね。(私も孫は可愛いけど、疲れるの・・・・一緒にお風呂に入ったりしてると目が回りそう
)
投稿: きしゆりこ | 2010年6月 8日 (火) 04時37分
公務員の専門性。社会保険事務所の人も知らなかったとありますがその係員は一般職で採用されて経験で仕事をしているだけで社会保険労務士の資格を持って無く仕事をしているだけだと思います。ニユ-スで名張の冤罪事件を扱っていましたが要するに初動捜査が徹底してないからです。警察官は48時間以内に調べて検察官に引き継ぐ事になっています。刑事は一般警察官がたまたま担当になり経験でしています。検察官は司法試験を受けています。経験だけでやっていた記録を引き継ぎ調べていくから正確な調べも出来ない場合もあります。刑事を担当する警察官は検事ほどの資格が無くても何らかの資格を取った人が担当するように制度を改めるべきではないかと考えていたところです。
投稿: 槙浩 | 2010年4月 7日 (水) 09時51分