« 中学校給食の早期実現を求める請願が文教常任委員会で不採択に | トップページ | 市政報告・こんだん会開きました »

2011年10月21日 (金)

住民福祉はどこへ…ある非正規職員の手記by大阪民主新報

 知事選も間近に迫るなか、がぜん面白いのが「大阪民主新報」。大阪の記事がてんこもり。ぜひぜひ読んでほしい。

なかでも私が好きな記事は、「ある非正規職員の手記」。連載71は以下のような記事です。

私が勤務していた税の窓口では、住民から様々な質問が出ます。勤務先でリストラされたり、派遣切りで職を失っているのに、どうして住民税を払わなければならないのかという質問も、しばしばありました。役所から突然、納付書付きの納税通知が届くので驚いて窓口にやって来るのです。

 定年退職した人からも同じ質問が出ます。「納税義務」は理解していても、サラリーマンなら税金や保険料は給料天引きという「会社任せ」だから、それ以上深く考えていない人も少なくないのではないでしょうか。

 「一人の人間をトータルで見る」ということが、こういうときにも必要だと私は思ってきました。リストラされた人であれば、やり場のない怒りや不満を持っている場合もあります。

 私はそんな質問に対して、「決まりだから納税するのが当たり前」ではなく、一から丁寧に、税の基本的な仕組みを説明しました。

 個人が納める普通徴収と、事業主が代わりに預かって納入する特別徴収があること。前年度の所得に応じて納税額が決まるので、いまは失業していても納税義務はあることー説明すると、みなさん、初めて納得してくれます。

 窓口には若者も来ます。20才代前半の若いカップルは、結婚して大阪市内に住んで家賃補助制度を受けるので、それまで住んでいたところでの所得証明が必要だとのことでした。女性はすでにお腹が大きくなっています。

 2人は入籍のことや、所得証明の名前が旧姓のままでも構わないのかどうかなど、いろいろなことを聞いてきました。税と直接関係のないことを含め、一つ一つ答えながら説明すると、「よく分かりました。これからも2人で学習します。子どもも生まれます。ややこしい制度や手続きも知らないと損をすることばかりですね」と言ってくれました。

若者が自分自身の問題として「役所」とかかわるのは、結婚が大きなきっかけになるように思います。新婚ホヤホヤのカップルが頭を下げて去っていく姿を見て、私は心が晴れ、やりがいのある仕事に携わっているのだと自負したものでした。(つづく)

 *******************

 非正規職員から見た役所の仕事。この視点で綴られる連載記事は、私に市役所の仕事はどうあるべきなのか、非正規雇用とは何かを突きつけます。

 来週も紹介したいと思いますが、気に入ったらぜひご購読を!!

|

« 中学校給食の早期実現を求める請願が文教常任委員会で不採択に | トップページ | 市政報告・こんだん会開きました »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 中学校給食の早期実現を求める請願が文教常任委員会で不採択に | トップページ | 市政報告・こんだん会開きました »