吹田市立こども発達支援センター「キッズほうぷ」へ
昨日、党議員団3人で吹田市のこども発達支援センターを視察させていただきました。そして、今日は枚方市内の療育施設をまわらせてもらいます。
吹田市では5年前にこども発達支援センターを設置されています。施設内には、知的障がい児を主とした通園施設「杉の子学園」と地域支援センター、児童デイサービスがあります。今後、肢体不自由児を主とした通園施設「わかたけ園」が移転し、現施設につながる形で増築される予定です。
地域支援センターを設置する事が必要との現場の声を反映して施設の整備構想がつくられ、一般相談、専門相談(外来発達相談、外来言語相談、療育相談)に応じるとともに、外来部門が設置され医師の診断に基づいて各種療法(理学療法、作業療法、言語聴覚療法)が実施されています。また、枚方市では保健センターで実施されている親子教室もこの施設で実施されています。
感心したのは、小学校低学年の子どもたちを対象にした親子教室があり、高学年の子どもたちの余暇活動支援の場「わくわくクラブ」や、放課後・休日支援教室として中高生の子どもたちの教室も開催されています。施設支援として、保育園、幼稚園、学校はもちろん、留守家庭児童会室にも巡回訪問されており、教育の方でも就学前の子どもたちを対象にした通級指導教室が2教室ある点です。
保育園、幼稚園、療育施設から学校へと成長する子どもたちに合わせた一貫した支援の仕組みがつくられているところが素晴らしいと感じました。施設は明るく、きれいで、地域の子どもたちが自由に使えるスペースもあります。
ちょうど私たちがおじゃました際には保護者の方々の勉強会が開かれており、子どもを見守るためたくさんのボランティアスタッフさんが支援に来られていることや親支援に力を入れておられる事が印象的でした。私たちが通された部屋は保護者ルームで、貸し出し用の子どもの発達に関する本がズラリと並べられていました。
枚方市の通園施設も老朽化がすすみ、幼児療育園は市民病院移転後の跡地に移転・新設される予定で、すぎのき園は大規模改造・改修が待たれています。定員も不足していることも大問題です。
吹田市の「杉の子学園」の定員は60名ですが、現在は70名定員に拡大して対応されています。賢いなと思ったのは、もともと定員が不足する事態を想定して予備の教室をつくられていたこと。1クラス10名の小集団のクラスが7つあります。それでも足りない状態だということでした。枚方は吹田市より大きい市ですが、すぎのき園の定員はわずか40名。必要性ではなく、施設の都合で対象者を絞らざるを得ない現状です。
今日はしっかり市の施設の現状を見つめてきます。写真はペンション前ではありません。とっても素敵な吹田市のこども発達支援センター前です。
記事中「幼児療育園」を「枚方療育園」と誤記していました。訂正しておわび申し上げます。本文は修正してあります。(2014年1月12日)
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