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2014年2月 3日 (月)

森永ひ素ミルク事件に学ぶ「恒久救済」

先日、くずは地域で新婦人のみなさんを中心に開催されている「介護のしゃべり場」に参加し、介護保険の大改悪についてお話をさせていただきました。

 その際、参加者のなかに元保険師の林さんという方がおられ、森永ひ素ミルク事件について「公害救済のモデル「恒久救済」森永ひ素ミルク事件から学ぶ 事件を語りつぐ保健師・養護教諭・ソーシャルワーカーたち 編」という本をつくったのでぜひ読んでちょうだい、この「恒久救済」というのは今の福島原発での被害者補償に活かしていかなければならなものだからとすすめていただきました。

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  薄い冊子ですが、今朝、早起きしてようやく読み終えることができました。京都府議の加味根史郎さんも被害者を守る会の京都本部委員長として手記を寄せられておられます。

 私にとってこの事件は名前を知っている程度。書かれていることの何もかもが驚きでした。死者130名、1万数千人が被害にあった人類史上例をみない悲惨な中毒事件であったことさえ初めて知りました。

 生まれて間もない乳児の事件なのに、事件翌年に簡易な調査が実施されたのみで事件の幕引きがはかられ、被害に苦しむ子ども達が放置されていたこと。それを、14年もの空白の時を超え、養護教諭が幼い子どもを連れながら、また、保健婦が公務じゃないと職場で白い目で見られながらも休暇を活用し地道に調査をすすめ、被害の実態が明らかになっていく。(悩みながら、幾度となく決心が求められながら、活動をされてきたことなどが伝わり、胸が熱くなります。なんとも凄い方々です。)

 これにより被害者救済の運動が広がり、国と加害企業と被害者が確認書を締結し、3者による定期的な会合が今も続き、被害者の年齢や生活実態に応じた支援、健康を守る活動が続けられているとのこと。

 一時金を支払い何もかも終わりにするやり方ではなく、最後まで責任を持って被害者保障を行う「恒久救済」のモデルだと、林さんも話されていましたが、確かに今に通じる話です。原発被害でも国と東電の責任で「恒久救済」が求められます。

 4月から中核市になる枚方。公衆衛生の拠点としての保健所運営を担うことになります。憲法25条の実践を公衆衛生分野でも示せるようにしなければと、身の引き締まる思い。公衆衛生とは何ぞや、まだまだ知らないことばかり、もっともっと勉強していきたいと思います。

 ちなみに我家の子ども達も母乳があまり出なかったので「森永のはぐくみ」で大きくしていただきました。もし、森永が中途半端な対応をされていたら信頼回復はなかったのではないでしょうか。

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