STOP!『競争・テスト漬け』子どもたちに明るい未来を
大阪の子ども達は全国学力・学習状況調査に大阪府チャレンジテストと「テスト漬け」!テストから大阪の教育を考えようとシンポジウムが開かれました。
枚方でも全国学力テストで平均を超えることを市長が市政運営方針で表明し、学校別公表にも前向きの姿勢を示しています。このテストの中身がどういうものなのか、平均超えを目指すことにどんな意味があるのか、もたらされる弊害の実態はどうなのか。リアルな実態とチャレンジテストの評価の仕組みが知リたくて参加しました。
チャレンジテストの結果を高校受験にリンクさせる大阪府。一年生からテスト結果が評定に反映される。受験を有利にするためにも評定は高いほうが良い。実際に、評定が1違うだけで、当日の試験では10点の差がつく。
それだけ大事な評定をたった一回のチャレンジテストで決める。中1、中2は個人戦、中3は団体戦となり、チャレンジテストの結果が低い学校は、評定の平均が低く抑えられ、どんなに校内で頑張っても高い評定がつけられないといったこともしょうじる。絶対評価のはずが、このテストによって究極の相対評価へと歪められる。
これではチャレンジテストの結果が悪かった子は自身の評定が不利になるだけでなく、お前のせいで評定が悪くなったと言われかねず大変な重圧を感じるのではないでしょうか。大変な仕組みだとわかりました。
そしてこうしたやり方がより一層、子ども達を追い詰めるとともに親を壊し、親子関係さえも壊していくんだというお話しを父母の立場から報告されました。
中学校に入ればテストの点数でわが子やわが子の友達を見るようになり、子ども達より先に『親が壊れる』『親自身が自分を見失う』状況が多発する。追い詰められた子どもをさらに壊れた親が追い詰め、親子関係さえも悪化し壊れていく。
ある事をきっかけに立ち止まり対応を変え、親として成長させてもらった。知ること、学ぶことの楽しさ、できた時の喜び、友だち、先生、親からの温かい眼差しのなかで中学校生活を送ってほしいと報告者は話されましたが、本当にそうだと思いす。
点数で子どもを見るようになる、追い詰められる親の気持ちも良くわかる。だからこそ、競争の教育そのものを変えていかなきゃいけないと思いました。こうしたシンポジウムを開催し、学力問題研究会を立ち上げて、学校が温かい成長の場であるために頑張ってくれている人たちがいることに希望を感じます。
写真は購入させていただいた大阪教育文化センター発行のパンフレット「どの子にも学ぶ力とよろこびを 競争しないと学力は上がらない?」です。
急きょ下の娘を連れて行くことになり、お話しを聞き逃したところもあり残念でしたが、とても勉強になりました。ありがとうございました。
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