図書館・公民館(生涯学習市民センター)

2017年7月 4日 (火)

おかしな図書館2

 3日付ブログ「おかしな図書館」の続きです。枚方市の図書館が収集方針を変更したことになどにより、どんな本を枚方の図書館では借りられないのかリストを見せてもらいました。例えばこんな本です。

「ずさんな家計を整えました ずぼらさんの安心家計塾」   この本は、「キッパリ」を書かれ

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た上大岡トメさんの本ですね。 お金の管理をわかりやすく伝えてくれる。確かにコマ割りはあるし漫画と言えば漫画ですがこういった本を図書館におくことは本当にダメなのか。

「まんが政治VS政治まんが」
ブックデータベースによれば
権力者に向けて発せられ、弱きを助け、強きを挫く風刺。笑いの向こう側に浮かびあがる、時代の真実。中日新聞・東京新聞・西日本新聞に連載され好評を博している政治風刺まんが、一〇年間(約二〇〇〇点)の作品から、約一七〇点を選び、解説付きで収録。この一〇年、政治の世界で何が起きてきたのか。笑いながら思い出し、笑いながら考える。これからどうなるのか、どうするのか―」こういう本です。

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置いたらあかんのかな〜。

それからこんな本も

「マンガでわかる仏像」

ちょっと難しく感じていた仏像の知識が、マンガで楽しみながら理解できるそうです。

面白そうですね。どれも読んでみたい。

他にも

「イライラの片付け方」や「子育てバッチコイ!」、「思ってたウツとちがう!「新型ウツ」」などなど

学習参考書では
・ビギナーのための会計学

・ITサービスマネージャー

・ナンバーワン社労士はじめの一歩

・家庭料理技能検定に合格できちゃうクッキング本

・みんなが欲しかった!宅建士の教科書

・リスクマネジメント基礎講座 

などなど

仕事に役立ちそうな本がいっぱいですね。これ、ダメですか?

他市の図書館では置いてる本も、市の基準一つで置けなくなる。置けないということは買わないということ、貸さないということ。お金も仕事も減らせるということです。だけど、それで本来の役割が果たせているのか。疑問です。

中央図書館ができて5年後から、予算を削り出した枚方市。単に分館の図書費を削ったと思っていましたが、こうした手法も合わせて予算を削っていったのでしょうね。そして貸出冊数ががくんと減り、借りたい本が借りられないという声が聞こえてくるようになりました。

これでいいのか。良くないと思います。



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2017年7月 3日 (月)

おかしな図書館

  6月議会では図書館分館の運営を指定管理者に委ねる条例改正が可決し、来年4月から生涯学習市民センターと合わせて直営から民間事業者の運営に変わることになりました。(共産党議員団は反対)

 この間、 図書館分館の運営を民間に委ねても、中央図書館が司令塔の役割を果たすため大丈夫だと説明されてきました。司令塔とは中央図書館の資料収集基準に基づき選書が行われるため、某図書館のように無茶苦茶な書籍購入や図書の廃棄は行われないとのことでです。


貸さないまま返しちゃう?

 ですが、その肝心の中央図書館の資料収集基準によって、なんともおかしな事態になっているというのです。私たちが耳にしたのはこんな話でした。

  枚方の図書館に必要な本がなく他市の図書館や府立図書館にあった場合、図書館が他の図書館から借りて貸出してくれます。これを相互貸借というそうです。ところが、その本が枚方市の資料収集基準に合わない場合、わざわざ府立図書館などから本を取り寄せながら市民には貸出しせずに、そのまま返してしまうというのです。

 こんな馬鹿な話はありません。府立図書館は府民のもので、当然、枚方市民にも利用する権利があるはずです。どうしてこんなことになるのか、野口議員が6月議会の一般質問で問いました。

  野口議員はそのような実態があるのかまず問いました。「平成25年度から平成28年度までのリクエストで、他市に蔵書が存在し枚方市に貸してもらえるのに、枚方市の資料収集基準に合わないとの理由で、断った数、そのうち大阪府下の他市の図書館に所蔵していて、非提供にした数、他市から枚方の図書館まで借りてきたのに、市民に提供しなかった数、府立図書館に所蔵してるのに枚方市の基準に合わないと提供しなかった数をお聞きします。」

貸さないものは調べません!?
  社会教育部長は、「リクエストいただいた資料のうち、蔵書計画に示す各種基準等において収集の範囲外としたものについては、他の自治体の図書館における所蔵の有無を調査しないため、その数量等については不明です。」と返答。

 

貸せるのに貸さない?

  そこで野口議員は自身が入手した「枚方市立図書館 リクエスト検討結果(非提供分)」との資料によれば237件あり、窓口で断っている分は含まれないため相当な数を断っていることになるが、その数の把握もできていない。相互貸借できるのにしないのはなぜかと問いました。

  社会教育部長は「収集範囲内としている資料で、本市が所蔵していない資料についは基本的に大阪府内だけでなく、全国から借用して提供しています。なお、相互協力の趣旨にそぐわないものについては、提供しない場合があります。」と答えました。

図書館の相互協力って、こういうもんですか?

 どうやら「相互協力の趣旨にそぐわない」ということで貸し出さないようです。そこで、野口議員がその根拠を質すと、部長は「本市が収集範囲外としている資料の他の自治体からの借用は、本市が一方的に借用することになり、相互協力関係が成立しないため、借用を行っていない状況となっております。」と答えました。

府立図書館の本でも貸さないの?

 さらに野口議員が「府立図書館所蔵についても市の基準に合わない資料は非提供にしてい点を問いました。府民の財産であり、府民である枚方市民の権利さえ、枚方市の職員が奪っているのは問題ではないか」と問うと、「雑誌・漫画など、一部の図書を除き、たとえば平成28年度は、府立図書館から2000冊を超える図書を借用しており、積極的に市民サービスに努めていると考えております」と問題はないとの認識でした。

専門書は素人が読むべからず?

 しかし、貸し出さないのは、雑誌・漫画だけじゃありません。学習参考書、専門書などもあり、専門書の取り扱いについて問いました。資料選書基準には専門性が高いものは選定の対象としないとされており、例えば、「胃ろうのスキントラブルはこうやって治す」という図書は、枚方では貸し出せません。箕面市や豊中市では所蔵している本ですが、なぜ枚方は貸し出さないのか理由を問いました。

  社会教育部長は、「医療関係の図書の場合、その運用により命にかかわるトラブルが想定できることから、特に慎重な判断が必要と考えており、出版社のホームページ等で医師等資格の必要な医療従事者向けと確認できる場合は、内容により非提供とする場合があります。」と回答。

 箕面や豊中の市民は読める本を枚方市民はダメだと言われる。なんだかバカにされてるような気になりましたと、野口議員。

漫画は一律ダメでしょうか?

 漫画についても一律に半分以上、コマ割りのあるものはダメです。理由を問うと、図書費に限りがあることや漫画をめぐる社会的状況等を総合的に判断した結果だということでした。

 野口議員は、田中圭一さんの『うつヌケ』という本を紹介。18万部ベストセラーで、うつに

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なってうつから抜けていった本人を含む18人の実体験が描かれています。この田中さん枚方市出身と本に書いてあります。田中さんもうつに苦しむ中で1冊の本に救われたように、自分の作品で誰かを救いたいと、描き上げた。「うつヌケ」という本も図書館では寄付されないと読めないのです。

(ちなみに私、野口議員が質問準備のために購入した「うつヌケ」一般質問終了後に一気読みさせていただきました。忙しくても漫画なら短時間で読める。重くても、辛くても読める。漫画は一律に排除って間違ってるなと思います。)

資格を取るための本もダメ?

  学習参考書もダメなものがあり、その理由は「学習参考書は、長期にわたり、手元において使用するものであり、書き込みなどもされることがあり、個人所有が前提となる資料と考えている。本市が提供対象としていない参考書の内容は、いわゆる学習参考書や、各種資格に関する参考書の中でも、資格取得に必要なノウハウの説明に重点を置き、資格内容の説明に主眼を置いていないものなどです。」とのこと。

 資格を取るために勉強するところが図書館ではないのか。「この格差社会で、勉強や資格をとろうとしても、購入できない人のことは考えないのか」との問いに、返ってきた答えは「参考書の購入が難しい弱者への対応については、その所管も含め、今後調査研究を行ってまいります」と。

図書館の自由に関する宣言を無視?

 図書館の自由に関する宣言では「すべての国民は、いつでもその必要とする資料を入手し利用する権利を有する。この権利を社会的に保障することは、すなわち知る自由を保障することである。図書館は、まさにこのことに責任を負う機関である。」とあります。

 枚方の図書館はこの宣言を無視してると野口議員が言うと、部長からは「図書館の自由に関する宣言」は、資料収集・提供における参考資料で枚方市では図書館法・枚方市立図書館条例等の法令に基づいて図書館を運営しておりますとの答えが返ってきました。

図書館運営協議会の設置を!

  野口議員は、教育長に専門書、漫画、参考書など、断ることを前提にしている今の図書館は、市民の知る自由を阻害しているとは、思われませんかと問い、図書館運営協議会の設置を求めました。

 この間、図書館協議会の設置を求めてきましたが、そのたびに社会教育委員会議があると答弁されてきました。今回も同様の答弁が教育長から返ってきました。

 野口議員は、図書館運営委員協議会は、平成20年に廃止され、翌年の平成21年に資料収集方針が改定されてきたこと。

 平成28年度地方交付税より、これまでの都道府県に加えて、市町村立図書館の図書館協議会についても、委員長を含め12人分の委員報酬として329000円が枚方市にも交付税措置されることとなったことを紹介。

 社会教育委員会議の中で図書館の専門学識者は一人で、複数の図書館の利用者代表、複数の図書館の専門学識者で設置する図書館協議会で今の図書館の問題点、資料収集方針を審議すべきと求めました。

 

 

 

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2014年11月25日 (火)

笑ってもアカン指定管理って何?

 先日、図書館と公民館(生涯学習市民センター)をよくする会の方々と指定管理者制度導入問題でお話をしました。

 そこで既に指定管理者制度が導入されている枚方の施設について話題になりました。この施設は「部屋で歌ってはダメ」との運用がされています。仮に2部屋続きの両方を借りていたとしてもダメとの厳格な対応がされており利用者から苦情があがっているとのこと。

 ある方は「会議室で落語をするのもダメです」と言われ、なぜか?と理由を問うと「どっと笑うから。笑い声が他の人の迷惑になります」とスタッフに言われビックリしたそうです。
 また、ある団体が認知症の学習会で『脳トレ』のための手遊びを練習していたら、スタッフがすっ飛んで来て「歌わないで下さい」と言われたそうです。いやはや、何故にこのような対応になってしまうのか。

 結局、マニュアル通りに運用する事が求められ、権限がない現場スタッフは裁量を働かす事ができずに「杓子定規」な対応に陥ってしまっているのではないでしょうか。決してスタッフさん個人が悪い訳ではありません。勝手に判断したら、それこそ怒られてしまうかもしれません。

 これが枚方の指定管理者制度の現状だとすると市民との協同が何より大切な生涯学習市民センターに指定管理者制度を導入するとどうなるのでしょうか。

 現在の市の考えでは市と市民との協同は生涯学習課(本庁)にスタッフが出向いて対応するから、センターのスタッフはただの管理人で良いとの考えのようです。

 生涯学習の拠点施設であるセンターの運営やスタッフはどうあるべきなのか。新たな生涯学習の指針についてこれからパブリックコメントが実施されますが、指針のなかでは全くふれられていません。
 指定管理者制度導入はお上(市役所)が決めた方針だから市民はただ従えば良いとの考えを前提に、この間、形ばかりの「意見聴取」を実施されてきましたが、「大切な事は勝手に決めないで」との声は、美術館にしろ、この問題にしろ、枚方の民主主義を憂う声としてあふれています。
 11月号の広報ひらかたには「市民の声を聞きます」とパブコメ特集が組まれていますが、ただ聞くだけでなく「活かしてほしい」。せめて議会でその思いを受け止められるように総選挙まっただ中ですが、12月議会も頑張りたいと思います。
 お友達から素敵な絵本をすすめられました。紳士なライオンさんが大切な事を教えてくれます。

 
 
としょかんライオン としょかんライオン
作:ミシェル・ヌードセン / 絵:ケビン・ホークス / 訳:福本友美子出版社:岩崎書店絵本ナビ

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図書館と生涯学習市民センターの窓口一元化(指定管理者制度導入)

 今日は総務委員協議会が開催され、図書館と生涯学習市民センターに指定管理者制度を導入する件について報告がありました。

 平成28年度から先行導入する施設として①蹉跎(さだ)生涯学習市民センター・蹉跎図書館、②牧野生涯学習市民センター・牧野図書館の名前があげられました。
 これまで窓口の一元化で効率的な運営をおこなうと市は説明してきました。そこでこの一元化について具体的な中身を聞いてみました。
 広瀬「一元化というとどちらかに窓口を一本化するのか」
 答え:教育委員会と協議中だが図書館のある1階で共通の事務手続きができるものを一元化する
 広瀬「具体的に市民が利用する時にどうなのか。図書館のカウンターで生涯学習市民センターの受付や鍵の受け渡しもするのか」
 答え:共通業務は一元化する
 広瀬「図書館長はいなくなるのか」
 答え:複合施設の施設長として残ることとなる(図書館長が施設長を兼任する)
 広瀬「一元化で生涯学習市民センターの人員をどれだけ削減出来ると考えているのか」
 答え:検討中。
 広瀬「指定管理者の裁量にまかせるのか」
 答え:最低人数の指示はするつもりだがまだ未定。
 といったやりとりでした。何やらわからないことが多いのに、2施設の指定管理導入方針は決定したとの報告です。
 生涯学習市民センターは子どもの居場所としての機能も持っています。教育的な観点から対応出来る人が必要で警備員に任せれば良いものではありません。
 また市民対応を共通事務と考えているようですが、生涯学習市民センターを利用する人と図書館を利用する人への対応は全く違うものです。
 生涯学習市民センターでは、印刷機の利用や利用料金の徴収、備品の貸出しなどセンターのあるフロアで対応出来なければ不合理です。
 しかも、図書館のカウンターは決して広いとは言えず図書の対応だけでいっぱい、いっぱい。どこにセンターの窓口をおくというのでしょう。
 
 これでは両施設とも機能低下とサービス低下、施設本来の役割が発揮出来なくなるのではないかと心配されます。
 慎重に導入を検討せよというのは、こうしたことも含めて慎重に検討を求めているのですが、サッパリかみあってません。
 
 協議会後、請願の紹介議員になってほしいと市民の方が会派まわりをされてました。「枚方市立図書館と生涯学習市民センターの複合施設への指定管理者制度を見直して下さい」という請願と、「枚方市立美術館建設の一時休止を求める」請願です。どちらも総務常任委員会に関わる請願です。
 *2施設の選定理由は(続き)をご覧下さい。

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2014年10月 3日 (金)

図書館への指定管理者制度導入に反対!

 9月議会には図書館への指定管理者制度導入について反対であり、慎重に検討すべきと求める内容の請願が提出されました。

 日本共産党議員団からは文教常任委員会に委員を送り出せておらず、議論に参加できませんでした。このため一般質問でとりあげ、本会議の採決の際に賛成討論を行いました。共産党と紹介議員のみの賛成少数で残念ながら不採択となりました。

 社会教育部は「これから枚方市立図書館の運営について」なるものを発表し、10月23日まで意見募集するとしています。指定管理者導入を前提で意見募集されている点、これから意見募集するのに(案)ではないこと、説明会を開き意見募集すべきなのに後先が逆になっている点など導入ありきの非民主的プロセスは乱暴な限り…。

 写真の絵本は、バートンの小さいケーブルカーのメイベル。民主主義がわかる絵本です。市会議員たちがケーブルカーはもう古いと廃止しようてします。サンフランシスコの街の人達は図書館に集まり、ケーブルカーを守ろうと相談し署名を集めて議会に請願をし、ケーブルカーを守ったというお話しです。








(つづき)で、指定管理者制度導入に反対する立場でおこなった賛成討論を紹介します。



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